ネットワークについてつよつよになりたい

私がネットワークの初めてレクチャーを受けたのは、新卒入社の2年目、四半世紀も前だった。

 

先輩がホワイトボードに7層の絵を描いて説明してくれたけどチンプンカンプン。妙に7層の絵だけは頭にこびりついた。

 

客先で、自社が扱ったマシンを導入し、5階にあったIBMのマシンと2階まで光ケーブルで繋げただ、TCP/IPだ、ファイヤウォールだと何のことやらマジ分からなかった。

 

それからも、ネットワーク専門のエンジニアが周りに居て全てやってくれるものだから、何の不自由も感じなかった。まっ、あえて勉強せずにきてしまった。

 

家では、ネットワークエンジニアの夫に全て任せて、突発的なトラブルの対処法だけ教わり、敢えてネットワークを理解しなくても大丈夫だった。

 

確かに、用語だけは理解できるように勉強はしているし、簡単ネットの設定くらいならできる。それに甘んじているのは否めない。

 

ここにきて、インフラエンジニアに転向した私にネットワーク周りの仕事の紹介がきて、その仕事の面談を受けてが私のネットワーク経験不足のバケの皮がすっかり剥がされてしまった。

 

情けないと思った。

 

実は、今年1月月からインフラエンジニアに転向するにあたり、手当たり次第にネットワークの本を読みあさっているのに一向に理解が浅いのだ。

 

現場では、自分の机の上のパソコンから、様々なサーバにアクセスして作業をしている。だからといって、ネットワーク構成がどうなっているかなんてちゃんと理解できていなかった。それでも、手順書どおり、コマンド打てば作業が成り立つから深く考えなかった。その間も、ネットワークの本は読み漁ってはいるが、ちっとも実践と勉強の成果が結びつかないでいる。

 

先日も、ネットワークエンジニアの夫に物理サーバと仮想サーバのネットの繋ぎについて理解したいんだけど、なんか良い本紹介してって言って困惑させた。

 

夫曰く、う〜ん、物理も仮想も基本は同じだよ。

 

確かに漠然とは、そうだと思うけど、私の頭の中は、ネットワークとしての理解が足りないから上手く頭の中に描けない。

 

ネットワーク上のファイルの共有だったり、バックアップのデータの同期が上手くいかないことがあるけど、ネットワークが原因かアプリなのか問題がちゃんと切り分けられないことがある。

 

私、ちゃんと理解できてないことだけは、ハッキリしているよ。

 

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